ちょっとした小ネタです。
醸造産業新聞社発行の『酒販ニュース』第1940号にも掲載されてましたが、
酒税法での表記が制定以来ずっと品目表記としてつかわれてきた「しょうちゅう」がすべて「焼酎」へと改められることになりました。
これは酒税法制定以来初めてのことです。
このきっかけは、2010年に「酎」が常用漢字に加えられたことによります。
なので、「単式蒸留しょうちゅう」→
「単式蒸留焼酎」へと改められます。
加えて単式蒸留焼酎の定義にある「いも類」も
「芋類」へと改められます。
この業界の権威的存在でもある鮫島吉廣教授のコラムにも書いてありましたが、本格焼酎の歴史って地位向上のための歴史でもあります。
「乙類」から「本格」と呼ぶことを改めさせ、
乙類焼酎の中でも糖類などの添加物を一切加えていないものを「本格焼酎」と呼ぶことを制定したり、
平成18年には「しょうちゅう」には甲類と乙類があるとする酒税法が改定され、
「単式蒸留しょうちゅう」として晴れて独立を果たしました。
もしかしたら焼酎というものはおじいちゃん世代には日本酒が買えないときに飲む安物の酒、
というイメージがあったりするのかもしれません。
これからはそういうイメージを払拭できるように
酒税法や表記の観点からも、品質の面からも改善して
日本が世界に誇れる國酒として認知されるよう私どもも頑張らなければいけません。
大分県宇佐市安心院町|麦焼酎・大分の酒・酒蔵
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大分県宇佐市安心院町折敷田130